道下俊一先生の講演
5月5日に余目ロータリークラブの40周年記念講演が
響ホールで開催されました!!
札幌での開業を目指していた先生が1年の予定で霧多布の日赤分院へ派遣されました。
1年の赴任予定が47年僻地医療に従事され、またチリ地震津波で被害を被り、霧多布人として生きていく決心をされてからは剣道、郷土芸能「きりたっぷ浜太鼓」を育成、町民運動などの活動を通して地域に溶け込んでいかれたお話し。
町民に受け入れてもらおうとYシャツ、ネクタイをはずし、ジャンパーを着、長靴を履いて町民に声をかけながら歩かれ、2.3ヶ月後には診療所は患者さんであふれたお話し。
専門は内科であったにもかかわらず、外科手術やお産などをこなされたお話し。
都会でさえ患者さんがたらい回しにされ、亡くなっている方もいらっしゃる中、医療過疎地でありながら浜中町は24時間体制で、見ていただける先生がいらしゃる。本当の意味での医療過疎地は都会の方では、と考えさせられました。
先生の講演を聴かせていただき、こんなに人生を生き生きと生き抜いていらしゃる先生に頭が下がる思いでした。私が「お幸せな方ですね」と言うと、先生は「悔いはない」と言い切られました。
私は京都市内からこの余目に嫁いできました。当初は京都が恋しくて、帰りたくて、夜になると悲しくなり、主人を困らせ、支えられたことなどを思いだされました。「私の生きざまを知ってくれる人がいる場所が古里」の先生のお言葉が胸にしみました。
ユーモアあふれるお話しのすすめかた、笑ったり、胸が熱くなったり、涙を拭いたり、とてもこころにのこる講演でした。
今日は、ちょっとまじめに書いてみました。(´▽`;)ゝウヘヘ
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